TRABUCO MAX 5と4は、厚いクッションとロッカー形状で長距離のトレイルを楽に進むことを狙ったアシックスのマックスクッション系モデルです。テクニカルな岩場を俊敏に攻めるより、林道や走りやすいトレイルを長時間進む用途に向いています。
結論からいうと、濡れにくいアッパーと約13gの軽量化を重視するならTRABUCO MAX 5、履き心地が大きく変わらない旧作をセール価格で選びたいならTRABUCO MAX 4がおすすめです。
5は前作の方向性を保った改良型です。FF BLAST PLUS、ASICSGRIP、GUIDESOLE、5mmドロップという中心的な設計は共通し、はっ水メッシュと重量削減が主な差になります。
最大クッションという名前でも、あらゆる山道に万能ではありません。高いソールは足裏を守る一方、細かな足置きが必要な岩場では路面感覚が薄くなるため、走るコースとの相性が重要です。

5の最大の変化は、約13gの軽量化とはっ水エンジニアードメッシュです。
| 比較項目 | TRABUCO MAX 5 | TRABUCO MAX 4 |
|---|---|---|
| 重量目安 | 約302g・前作比約13g軽量 | 約315g前後 |
| ドロップ | 5mm | 5mm |
| ミッドソール | FF BLAST PLUS | FF BLAST PLUS系 |
| アッパー | はっ水メッシュ | 通常メッシュ |
| アウトソール | ASICSGRIP | ASICSGRIP |
| 国内定価 | 19,800円 | 19,800円 |



走りの性格は近いため、4から必ず買い替える必要があるモデルではありません。
5は濡れた草、浅い水たまり、小雨などでアッパーが水を吸いにくくなり、濡れた後の重量増と不快感を抑えやすくなりました。ただし防水シューズではなく、履き口から入った水を完全に防ぐことはできません。



同価格なら5、4が大幅に安く足に合うなら旧作が高コスパです。
雨上がりや長距離での軽快さなら5。乾いた路面中心でセール価格を重視するなら4を選びましょう。
TRABUCO MAX 5と4の違いを比較
違いは大きく、重量、アッパー、ソール高、細部のフィットに分けられます。フォームやグリップの基本思想は近いため、全面刷新というより弱点を整えたマイナーチェンジと考えると分かりやすいです。
違い1:5は約13g軽量化
| 重量 | MAX 5 | MAX 4 |
|---|---|---|
| メンズ目安 | 約302g | 約315g |
| 前作比 | 約13g軽量 | 比較基準 |
| 体感しやすい場面 | 長距離・登り | 短距離では差が小さい |
日本公式では、MAX 5は前作より片足27.0cmで約13g軽いと案内されています。片足13g、両足で約26gの差は、短時間の試着では小さくても、何万歩も繰り返すロングトレイルでは負担の差につながります。
軽量化しても、MAXシリーズはスピードレース用の軽量モデルではありません。厚いフォーム、広い接地面、耐久性のあるアウトソールを備え、快適性と保護性を優先した設計です。
雨や沢でアッパーが水を含むと、乾燥時の重量差以上に重くなります。5ははっ水メッシュとの組み合わせにより、乾いた状態だけでなく濡れた環境での重量増も抑える狙いがあります。



13gの差は、距離が長くなるほど積み重なります。
違い2:5ははっ水エンジニアードメッシュ
| アッパー | MAX 5 | MAX 4 |
|---|---|---|
| 素材の特徴 | はっ水メッシュ | 通常のエンジニアードメッシュ |
| メリット | 吸水と濡れ重量を抑えやすい | 通気性と基本的な保護 |
| 注意 | 完全防水ではない | 濡れると水を含みやすい |
MAX 5はアッパーをはっ水エンジニアードメッシュへ変更しました。水滴を弾きやすく、濡れた草や小雨の中でシューズが水を吸って重くなることを抑えます。長時間濡れた状態が続く際の不快感や冷えを減らすうえでも有効です。
はっ水と防水は異なります。縫い目や履き口から水が入ることはあり、深い水たまりや沢を渡れば内部は濡れます。GORE-TEXモデルのような防水性を期待するのではなく、吸水しにくく乾きやすい方向の改善と考えてください。
乾燥した暑い環境では、はっ水性より通気性を重視する人もいます。使用する季節や地域、コースの水場を考え、夏の暑さが気になる場合は実物のメッシュとソックスの組み合わせを確認しましょう。



雨上がりや朝露の多いコースでは、5のアッパー変更が実用的です。
違い3:ソール高を少し抑えて安定性を調整
| ソール | MAX 5 | MAX 4 |
|---|---|---|
| 最大厚の目安 | 約38.5mm | 約40mm前後 |
| ドロップ | 5mm | 5mm |
| 狙い | 保護性と安定性の両立 | 最大級のクッション |
MAX 5は高いクッション性を維持しながら、前作よりわずかに低い設計とされています。日本公式の靴底最大厚は約38.5mmです。測定方法は一般的なスタックハイトと異なる場合があるため、数値は同じ基準同士で比較する必要があります。
ソールが少し低くなれば、傾斜した路面で足が地面から離れすぎる感覚を抑えやすくなります。それでも通常のトレイルシューズより厚い部類なので、岩の角を正確に捉える用途より、走れる林道や緩やかなトレイルに適します。
5mmドロップは共通です。かかとと前足部の高低差は変わらないため、足首やふくらはぎへの負担感がモデルチェンジだけで急に変化する可能性は小さいでしょう。



MAX 5は最大クッションを保ちながら、少し接地の安心感を高めた調整です。
MAX 5は軽量化、はっ水メッシュ、わずかに低いソールが主な変更です。基本の乗り味を残しながら、長距離と濡れた環境で扱いやすくしています。
クッション・グリップ・サイズ感の共通点
新旧の中心機能は共通しています。FF BLAST PLUSの厚いクッション、GUIDESOLEのロッカー、ASICSGRIPのアウトソールがMAXシリーズの特徴です。
| 基本機能 | MAX 5 | MAX 4 |
|---|---|---|
| フォーム | FF BLAST PLUS | FF BLAST PLUS系 |
| ロッカー | GUIDESOLE | GUIDESOLE |
| アウトソール | ASICSGRIP | ASICSGRIP |
| ドロップ | 5mm | 5mm |
| プレート | カーボンなし | カーボンなし |
共通点1:FF BLAST PLUSの最大クッション
両モデルは厚いFF BLAST PLUS系フォームで、着地衝撃を和らげながら長時間走ることを狙っています。足裏を地面の凹凸から遠ざけるため、砂利道や固い林道で疲労を抑えたい人に向きます。
一方、厚いクッションは細かな路面感覚を弱めます。テクニカルな岩場で狭い足場へ正確に置きたい人や、柔らかい斜面で足裏情報を得たい人には、通常のTRABUCO 14なども候補になります。
柔らかいシューズが必ず膝や足を守るとは限りません。足型や走り方との相性があり、痛みが出る場合は使用を中止して専門家へ相談してください。



MAXシリーズは速さより、長時間の保護と快適さを重視するモデルです。



細かな足置きが必要な岩場では、厚さがデメリットになる場合もあります。



痛みを治療するシューズではないため、違和感を我慢して使わないでください。
共通点2:GUIDESOLEで転がるように進む
GUIDESOLEは前後方向にカーブしたソール形状で、足首の曲げ伸ばしを抑えながら前へ転がるような移行を促します。疲労した後半でも一定のリズムを保ちやすいことが、長距離向けMAXシリーズの特徴です。
ロッカー形状は平坦な林道や緩い登り下りで働きやすい一方、急斜面や足場が小さい岩場では、前へ転がる感覚を扱いづらく感じることがあります。コース全体のうち走れる区間がどの程度あるかを考えましょう。
歩行でもロッカーの恩恵を感じやすく、ハイキングとの兼用にも向きます。ただし重い荷物を背負う登山や険しいルートでは、ランニングシューズではなく用途に合う登山靴が必要な場合があります。



林道や緩やかなトレイルでは、ロッカーが一定ペースを助けます。



急斜面や岩場が中心なら、より接地感のあるモデルも比較しましょう。



ハイキング兼用では、荷物の重さとコース難易度も確認してください。
| コース | MAXシリーズの相性 | 注意点 |
|---|---|---|
| 林道・砂利道 | 非常に良い | ペースを上げすぎない |
| 緩いトレイル | 良い | 路面の傾斜を確認 |
| 長距離・ウルトラ | 得意 | フィットと補給を優先 |
| 岩場・急斜面 | 好みが分かれる | 厚底で路面感覚が薄い |
| 舗装路ミックス | 対応しやすい | ラグ摩耗に注意 |
共通点3:ASICSGRIPとサイズ選び
両モデルはASICSGRIPを採用し、乾いた土や砂利、濡れた路面でのトラクションを追求しています。ただし濡れた木の根、苔、金属、泥の上の落ち葉では、どのシューズでも滑る可能性があります。
サイズは普段履きの長さだけで決めず、トレイル用ソックスを履いて確認します。かかとが浮かず、中足部が横へ動かず、下り姿勢でも指先が当たらない状態が理想です。
MAX 4が足に合っている人は、5も同じサイズが出発点になります。ただしアッパー素材やパッドの当たり方が変わるため、同じ表記でも試着を省略しないほうが安心です。



新旧ともグリップは強みですが、滑りやすい場所では小さな歩幅が基本です。
フォーム、ロッカー、グリップ、5mmドロップは共通です。サイズ感は近くてもアッパーが変わるため、MAX 5も必ず足入れを確認しましょう。
口コミ傾向と用途別の選び方
口コミはコース、天候、体重、走力によって変わります。ここでは特定の感想を全員へ当てはめず、設計と一致する評価傾向として整理します。
TRABUCO MAX 5の口コミ傾向
MAX 5は、前作より軽く感じること、雨上がりでもアッパーが水を含みにくいこと、厚いクッションで長距離を楽に進みやすいことが評価されやすい傾向です。
一方、乗り味の変化は劇的ではなく、MAX 4から履き替えてもフォームの性格は近いという評価があります。新作へ買い替える理由は、速さより濡れへの強さと軽量化です。
高いソールと広い接地面は安心感につながりますが、軽量なトレイルシューズに慣れた人には重く大きく感じる可能性があります。



雨天後のロング走では、軽量化とはっ水性の組み合わせが生きます。



MAX 4が新しければ、走行感だけを理由に急いで買い替える必要はありません。
TRABUCO MAX 4の口コミ傾向
MAX 4は、最大クッションとロッカーによるスムーズな移行、広い接地面の安定感が魅力です。セールで価格が下がれば、ロングトレイル用を安く試せます。
弱点としては、乾燥時でも重量感があり、通常メッシュが濡れると水を含みやすいことが挙げられます。乾いたコース中心なら影響は小さく、雨天を避ける人には価格面のメリットが勝ります。
旧作はサイズとカラーが限られます。安価でも交換不可の場合があるため、販売元、返品条件、保管状態を確認してください。



乾いた路面中心で安く買えるなら、MAX 4の基本性能は今も十分です。



セール品ほどサイズと返品条件を優先して確認しましょう。
距離・天候・コース別に比較
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 雨上がり・朝露 | MAX 5 | はっ水メッシュ |
| 長距離・ウルトラ | MAX 5 | 約13g軽量 |
| 乾いた林道 | どちらも可 | 中心機能が共通 |
| 初めての最大厚底 | 価格と試着で判断 | 乗り味は近い |
| MAX 4を所有 | 状態で判断 | 摩耗が少なければ継続 |
長距離や濡れた環境ではMAX 5が有利です。乾いた林道や短中距離なら新旧差は小さく、MAX 4の値下がり幅が判断材料になります。
初めて厚底トレイルシューズを使う人は、いきなり難しい岩場へ行かず、整備された短いルートで挙動を確認してください。高いソールでの横傾斜や下りに慣れる必要があります。
手元のMAX 4は、ラグの角、ミッドソールの傾き、アッパーの破れを点検します。状態が良ければ継続し、交換時に5へ移るのが無駄の少ない選択です。
濡れた長距離なら5、乾いた路面と価格なら4。どちらも走れるトレイル向けで、険しい岩場中心なら別タイプも比較してください。
TRABUCO MAX 5と4はどっちがおすすめ?
| モデル | おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|---|
| TRABUCO MAX 5 | 軽量化、はっ水、長距離を重視 | 最軽量や強い路面感覚が欲しい |
| TRABUCO MAX 4 | セール価格、乾いた路面中心 | 濡れるコースを頻繁に走る |
定価はどちらも19,800円です。同額や価格差が小さければ、約13gの軽量化とはっ水アッパーを得られるMAX 5を選ぶのが合理的です。MAX 4が大幅に値下がりし、サイズが合えば旧作も高いコストパフォーマンスがあります。



価格差が小さいなら、濡れへの強さと軽さを備えたMAX 5が第一候補です。
TRABUCO MAX 5がおすすめな人
ウルトラや長時間のトレイルを走る人、朝露や小雨でも走る人、MAX 4の重さや吸水が気になった人には5がおすすめです。
現行品はサイズやカラーを選びやすく、返品条件も確認しやすいため、初めてMAXシリーズを購入する人にも向きます。
ただし完全防水ではありません。水場が多く足が確実に浸かるコースでは、排水性、ソックス、替えの装備まで含めて対策してください。



長距離と濡れた環境を重視するなら、MAX 5の改良には明確な価値があります。
TRABUCO MAX 4がおすすめな人
乾いた林道中心で走る人、MAX 4のフィットを気に入っている人、サイズの合うセール品を見つけた人には旧作がおすすめです。
FF BLAST PLUS系フォーム、GUIDESOLE、ASICSGRIP、5mmドロップという中心性能は近く、5が出たことで4の実用性が失われたわけではありません。
安さのために合わないサイズを選ぶのは避けてください。下りで指先が当たる、かかとが浮く、中足部が横へ動く場合は購入を見送るべきです。
| 最終チェック | MAX 5 | MAX 4 |
|---|---|---|
| 価格差 | 小さい・同額 | 大幅に安い |
| 天候 | 濡れた環境も走る | 乾いた環境中心 |
| 重量 | 少しでも軽く | 許容できる |
| 所有状況 | 初購入・買い替え | 状態が良ければ継続 |
| 在庫 | 現行で選びやすい | サイズが合う場合のみ |
まとめ:濡れと軽さなら5、値下がり幅なら4
TRABUCO MAX 5と4の中心的な違いは、約13gの軽量化、はっ水エンジニアードメッシュ、わずかに低く調整されたソールです。
FF BLAST PLUS、GUIDESOLE、ASICSGRIP、5mmドロップというMAXシリーズの基本設計は共通し、走りの性格は大きく変わりません。
同価格ならMAX 5、MAX 4が十分安くサイズも合うなら旧作を選ぶと後悔しにくいでしょう。最後は走る天候とコース、足へのフィットを優先してください。



結論は、同価格ならMAX 5。乾いた路面中心でMAX 4が大幅値下げなら旧作も買いです。
約13gの軽量化とはっ水性なら5、価格と慣れた履き味なら4。険しい岩場より、長く走れるトレイルに向くシリーズです。








